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【中学受験算数】通過算も旅人算も解き方は同じ!2つの列車がすれ違い終わるまでにかかる時間を求めよう!

2つの列車がすれ違い終わるまでにかかる時間を求めるには?
目次

はじめに

みなさんおはようございます!!
通過算の問題では、旅人算のように電車がすれちがうような問題が出ています。

受験生のみなさんが電車に乗っているときも、たまに反対方向からくる電車とすれちがいますよね?
今回はそんな電車のすれ違いに問題に挑戦ちょうせんしていきましょう。

まずはいつも通り、問題を解くためのヒントを勉強していきます!

列車が通過するときのヒント

列車れっしゃが通過するまでの流れを確認しましょう!

列車れっしゃが通過し始める前

中学受験算数、通過算に関する問題のイラスト解説

列車れっしゃが通過し始める前です。
このときはすれちがっていないのでまだ何も始まっていませんね。

列車れっしゃが通過し始めた瞬間しゅんかん

中学受験算数、通過算に関する問題のイラスト解説

こちらは電車がすれ違い始めたときです。
色と黒色の列車れっしゃ先頭同士せんとうどうしすれちがい始めていますね。
問題文で「電車がすれちがい始めてから〜」と言われたらこの瞬間しゅんかんから考えるようにしましょう。

列車れっしゃが通過している最中

中学受験算数、通過算に関する問題のイラスト解説

こちらは2つの電車がすれちがっている最中のときです。
特に言うことはなし!!

列車れっしゃが通過し終わった瞬間しゅんかん

中学受験算数、通過算に関する問題のイラスト解説

さて、こちらが2つの電車がすれちがい終わるときの絵です。
こちらでは列車れっしゃの後ろに注目しましょう。

すれ違い終わるのは2つの列車れっしゃの後ろがすれ違うまでです。
ここまでは通過算、列車がすれ違うときのヒントでした。

このヒントを頭に入れて問題を解いていきましょう〜。

問題に挑戦ちょうせん

長さ210m、時速180kmのA列車と、長さ120m、時速216kmのB列車が、出会ってからすれちがい終わるまでに何秒かかりますか。

解答

答えを見るにはここをクリック!

3秒

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わかみや先生の自己紹介

解説を読んで「 速さ 」を攻略こうりゃく

中学受験算数、通過算に関する問題のイラスト解説

STEP1:それぞれの列車れっしゃの秒速を求めよう

中学受験算数、通過算に関する問題のイラスト解説

まずは速さの単位をそろえるところから始めていきます。
↑STEP2「問題文を先に図にしよう」から解いても大丈夫です!

列車れっしゃの秒速を求めよう

180kmですので、1時間180km進むことになります。

1時間で180km
60分で180km
1分で180km÷60分=3
km/分(1分間で3km走ることがわかります。)

1分間で3km
60秒で3km
1秒で3km(3000m)÷60秒=50m/秒(1秒で50m進むことがわかります。)

よって列車れっしゃの秒速は50mです。

黄色列車れっしゃの秒速を求めよう

続いて黄色列車れっしゃの秒速を計算していきましょう。
216kmですので、1時間216km進むことになります。

1時間で216km
60分で216km
1分で216km÷60分=3
.6km/分(1分間で3.6km走ることがわかります。)

1分間で3.6km
60秒で3.6km
1秒で3.6km(3600m)÷60秒=60m/秒(1秒で60m進むことがわかります。)
よって黄色列車れっしゃの秒速は60mです。

STEP2:問題文を図にしよう

中学受験算数、通過算に関する問題のイラスト解説

さて、続いては問題文を図にしていきましょう。

列車れっしゃがすれちがい始めてから、すれちがい終わるまでを図にしてみました。
こちらをきちんと頭の中に入れてから、STEP3の計算に進みましょう。

STEP3:2つの列車れっしゃはすれちがうまでにどれくらい進むのか

中学受験算数、通過算に関する問題のイラスト解説

2つの列車がすれちがうまでに進む距離きょりは、黄色の列車の長さ赤色の列車の長さになります。
また、この2つの列車は反対方向に進んでいるので1秒でかなり遠ざかります。
実際じっさいにどれくらい遠ざかるのか、STEP4で計算してもとめていきましょう。

STEP4:すれちがうまでの時間をもとめよう

中学受験算数、通過算に関する問題のイラスト解説

列車れっしゃは秒速50m、黄色列車れっしゃ秒速60mで反対方向に進むので、
50m/秒+60m/秒=110m/秒、となり

この列車れっしゃは1秒間で110m遠ざかることになります。
2つの列車がすれちがうまでに黄色の列車の長さ赤色の列車の長さ分の距離きょりを進むので、

210m+120m=330m進むことになります。

これらの情報から、2つの列車れっしゃがすれちがうまでに進んだ時間を
330110m/秒=3秒と答えが出すことができました。

2つの列車れっしゃがすれちがい終わるまでにかかる時間をもとめる問題のまとめ

今回の問題で大事なポイント

答えの単位に合わせて計算すること!(STEP1)
列車がすれちがうときの考え方(2つの列車はどれくらいの距離きょりを進むのか?)
2つの列車が1秒間で遠ざかる距離はいくつか?(旅人算の復習)

この問題で大切だったことは、
①答えの単位に合わせて計算する(STEP1:単位をmにそろえること!)
②すれちがうときの考え方(2つの列車れっしゃはどれくらいの距離きょりを進むのか?)
③2つの列車れっしゃが1秒間で遠ざかる距離きょりはいくつか?(旅人算の復習!)

の3点でした。

特にこの記事では、列車れっしゃのすれちがいの考え方を重点的じゅうてんてきに勉強しましたね!

中学受験算数、通過算に関する問題のイラスト解説

引き続きこの調子でほかの問題にも挑戦ちょうせんしていきましょう!

その他の単元の問題の復習はこちらから!

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