解答
15個以上
「 立体図形 」を攻略しよう!問題の解説
STEP1:問題文の内容を図にしよう
それではいつも通り、問題文の内容をまずは正しく理解しましょう。
容器の長さはそれぞれ、高さ15cm、横10cm、たて20cmなので、左図のようにかけますね!
そしておもりの長さも5cm、5cm、4cmと言われているので、
体積は5cm×5cm×4cm=100㎤となります。
STEP2:見取り図を面積図に直してみよう
次にこの立体図形(見取り図)をいつも書いている面積図に変えていきましょう。
赤い線でかこんだところに注目してください。
高さは15cmで横の長さを底面積に直します。
底面積=10cm×20cmになり、200㎠と書けると思います。
水の体積は面積図からでも、立体図形からでも求めることができます。
水の体積を立体図形で求めるとき、
10cm×20cm×8cm=1600㎤
水の体積を面積図で求めるとき、
200㎠×8cm=1600㎤
STEP3:空いている部分(おもりが入る部分)に注目しよう!
問題文の内容を全部に図に書きこんだら、さらに追加でかけるところを考えてみましょう。
今回なら1600㎤じゃない部分、紫の部分に注目してみましょう。
空いている部分におもりが入るはずなので、紫の部分におもりが入ることになります。
紫の部分(おもりが入る部分)の体積は、
7cm×200㎠=1400㎠になります。
ここまで計算できればあとは計算していくだけです。
残りわずか、がんばりましょう。
STEP4:おもりが立体図形に何個入ればぴったりなのか計算しよう
おもりの重さは1個100㎤なので、空いている部分に入る個数は
1400㎠÷100㎤=14個
よっておもりが14個あればこの容器が水とおもりでうまることになります!!
右の図がおもりがぎりぎり14個入ったときのイメージです!
なので、水があふれてしまうのは容器におもりを15個以上入れたときになります。
水が入っている容器にギリギリ入るおもりの個数を求める問題のまとめ
「 立体図形 」の問題で大事なポイント
- 水があふれるときの考え方
- 水があふれるまでは水の量は変わらない!
- 立体図形で大切な3つの言葉(復習)
- 見取り図:いつもよくみる図形、立体的に見える図形のこと
- 投影図:真上、正面から見たときに見える図形、平面に見える
- 展開図:立体を切って広げたときにできる図形、表面積、側面積を求めるときに便利!
- 立体図形から面積図に変える考え方
- 横の長さを底面積にしよう!
お風呂のときを考えて問題を解くとわかりやすかったかもしれませんね!
水の量が変わらないのがなんでかわからなかったけど、お風呂をイメージしたらわかった!
ぼくがお風呂に入っても水の量は増えないもんね!
受験本番では、ここまでていねいに解いてしまうと時間切れになってしまうかもしれません。
でも練習で解くときはこれくらいゆっくり考えることが大切です。
問題文の内容をちゃんと理解する、面積図をしっかり書く、図を書くとさらにわかることがある、計算する、という感じで問題を解くことができたと思います。
同じような容器におもりを入れる問題はまだまだ出てきますので、よく復習しておくようにしましょう〜!
今回の問題で出てきた大事なポイントを復習するための問題を用意しました。
時間のある受験生はぜひ挑戦してみてください!
「 立体図形 」で大切な3つの言葉の復習はこちらから!
立体図形から面積図を書く復習はこちらから!