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【中学受験攻略】四分円の移動と面積計算: わかりやすい解説と例題

目次

解答

①下図
②28.26cm
③113.04㎠

解説を読んで「 図形の移動と構成 」を攻略こうりゃくしよう!

中学受験算数、「 図形の移動と構成 」に関するイラスト解説

STEP1:おうぎ形の移動した線を書きこもう

中学受験算数、「 図形の移動と構成 」に関するイラスト解説

①の問題は解説するまでもないですね!

はじめにで詳しく説明した通り、おうぎ形の回転をイメージしながら点をつないで考えてみましょう。

何度も言いますが、真ん中の線が直線になるのがポイントですよ!!

STEP2:移動した線を部分と部分に分ける

中学受験算数、「 図形の移動と構成 」に関するイラスト解説

②の線の長さを計算していきましょう。

この線はおうぎ形(四分円)が2つと、直線でできていますね。

ここで気になるのが直線の長さです。

直線の長さはおうぎ形のの長さと同じになります。

直線になった瞬間しゅんかんと、直線が終わる瞬間しゅんかんを想像してみてください。

すると、おうぎ形の片方かたほうからもう片方かたほうまで動いていることがわかると思います。

ですので直線の長さ=おうぎ形のと考えて計算していきましょう。

STEP3:直線の長さは円のの長さ

中学受験算数、「 図形の移動と構成 」に関するイラスト解説

計算式は、この線はおうぎ形(四分円)直線なので

6×2×3.14×90°/360°×2こ+6×2×3.14×90°/360°
3×3.14×2こ+3×3.14
=6×3.14+3×3.14
=(6+3)×3.14
=9×3.14
=28.26cmとなります。

3.14の計算をささっと解く方法はこちらの記事で解説しています!

円の中の斜線部分の周りの長さと面積を求めるには?

STEP4:面積も部分と部分に分けて考えよう

中学受験算数、「 図形の移動と構成 」に関するイラスト解説

③面積も部分と部分に分けて考えれば、むずかしくありません。

この移動した図形は四分円が2つと長方形でできています。

そしてSTEP3で長方形の横の長さも四分円のの長さとわかっているので後は計算するだけです!

四分円が2つ+長方形
6×6×3.14×90°/360°×2こ+6×6×3.14×90°/360°
18×3.1418×3.14
=(1818)×3.14
=36×3.14
=113.04㎠と計算できました。

四分円を転がした時にできる線の長さと面積を求める問題のまとめ

「 図形の移動と構成 」の問題で大事なポイント

  1. おうぎ形を回転させるときの考え方
    • 全体を部分と部分に分けて考えよう!
  2. 全体は部分と部分でできている
    • 求めたい点の移動した長さはおうぎ形の2つと直線でできている
  3. 3.14の計算のまとめ方
    • 3.14の計算はめんどくさいので最後にまとめて計算する

以上が「 図形の移動と構成 」の回転に関する問題でした。
ここでこの単元はひとまずおしまいです!
よくがんばりましたね!!

回転の問題が大事なことはよくわかりました。よく復習しておきます。

そうですね。この単元で最も大事なのはこの図形の回転問題かもしれません。
回転の問題に共通して必要になる考えが上の3つポイントになると思うので、ぜひ時間をかけて解き直してみてくださいね。

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