はじめに
テストや受験本番では、あれだけ勉強したはずなのになぜか忘れてしまう問題や、
こんなの見たことないよ!というトリッキー(むずかしい)問題が出題されます。

私も過去問では全く合格点を取ることができなかったのに、
受験した年の問題だけ奇跡的に問題を解くことができたり、
逆に、合格できると自信を持っていた学校の問題でも、
受験本番でむずかしい問題が出て残念ながら落ちてしまったこともあります。

受験ではじめてみるような問題が出ても、冷静に落ち着いて解くようにしてみましょう。
今日の問題はいつもと傾向が違う、少し変わった問題かもしれません。
覚えなくていいですが「のべ算」や「帰一算」と言われています。
新しいテーマの問題ですが、面積図の考え方を勉強していれば簡単に解ける問題になっています。
さっそく解いてみてみましょう!

問題に挑戦!
解答
答えを見るにはここをクリック!
50分
この記事を書いている人はこんな人

解説を見てみよう!


今までテーマが違うので、少し想像しづらい問題かもしれません。
でも、よーく考えると、とてもシンプルに解けます!
まずはボートの席の数に注目してみましょう。
4人乗りのボートが3そうありますので席の数は
4人/1そう×3そう=12人(席の数)となります。
しかし、問題では15人が40分ずつ座りたいと言っているので、かかってしまう時間は
15人が1人40分(40分/1人)ずつ乗りたいので、
15人×40分/1人=600分の時間が必要になります。
席が12席で、全部で600分あれば15人が1人40分ずつ座れることができるので、
1席あたり、
600分÷12席=50分/1席(1席に50分)となり、
50分借りればいいことがわかります。
算数を得意にするコツ
50分借りれば本当にみんなが40分ずつ座れるの?
頭の中で考えてみると、本当に50分で15人が40分ずつ座れるのか分からないですよね。



私も最初は意味が全然分からなかったので大丈夫ですよ!
下にていねいに絵をかいてみました。


さて、答えでは50分と出たけど、
この50分をどう使えばみんなが40分ずつ座れるのでしょうか?
実際に図を見ながら考えましょう。
まず、15人を5人/1そう×3そうのグループに分けます。
右の絵が1そうのボートに5人が座ろうとしている絵になります。
すると1人10分で座る作業を交代していくと1周して時点で全員が40分座ることができます。
1人10分ずつ座りますが、4席しかないので1人は10分待つ必要があります。
これを10分毎に繰り返していくと、
50分で全員が40分座れることが理解できたかと思います!


ボートを借りる時間を最も少なくする問題のまとめ
今回の問題で大事なポイント
のべ算の考え方(すわる合計時間を人数で割る)
・順番にすわるイメージを持っておく!
面積図の書き方(たてと横の単位を確認しよう)
さて、本日はのべ算(帰一算)の問題にチャレンジしました。
問題が解けなかった受験生も、解説を見たら気づいたはずです。
あれ?面積図とか書けば簡単じゃね?と。
もちろん、はじめてみたという受験生も多いと思うので間違えてしまうことは全然問題ではありません。
でも仕事算の問題や平均算の問題で勉強した面積図の考え方がわかっていれば、
そこまでむずかしい問題ではなかったと思います。
かなりがんばってていねいに解説を書きましたが、それでもまだ解説がわかりづらいと思った受験生は
下のコメントから「分からないよ!」とお気軽にコメントしてください。
私もがんばります!

