はじめに
みなさんこんばんは!!
本日も通過算の問題にチャレンジしていきましょう。
通過算に関する問題では、注意しないといけないポイントが1つあります。
今日の問題は、そんな通過算の注意しないといけないポイントを理解しながら問題を解いていきましょう!!
通過算で注意しないといけないのは問題文!
通過算で大切なのは問題文です。
問題文から、列車がどこからどこまでを走っていたのかをとらえましょう。
列車が目の前を通過したとき
列車が目の前を通過したとき、列車は列車の長さ分だけ前に進みます。
たとえば300mの列車が目の前を3秒で通過したとき、
この列車は3秒で300m進むということになります。
列車がトンネルを通過したとき
列車がトンネルを通過したとき、列車はトンネルの長さ+列車の長さ分だけ前に進みます。
たとえば300mの列車が500mのトンネルを10秒で通過したとき、
この列車は10秒で800m進むということになります。
列車がトンネルに入ってから出始めるまで
列車がトンネルを入ってから出始めるまで進んだとき、列車はトンネルの長さ分だけ前に進みます。
たとえば列車が500mのトンネルに入り始めてから5秒後に出始めたとき、
この列車は5秒で500m進むということになります。
列車がトンネルに入り終わってから出始めるまで
列車がトンネルを入り終わってから出始めるまで進んだとき、列車はトンネルの長さ分–列車の長さ分だけ前に進みます。
たとえば200mの列車が800mのトンネルに入り終わってから出始めるまでに6秒かかったとき、
この列車は6秒で600m(800m-200m)進むということになります。
いかがですか?
問題文の少しの違うだけで列車の進んだ距離が大きく違ってきますね。
さて、ここまで勉強したら問題にチャレンジしていきましょう。
問題に挑戦!
解答
答えを見るにはここをクリック!
100m
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解説を読んで「 速さ 」を攻略
STEP1:問題文をきちんと読もう
まずは問題文を図にする前に、問題文をきちんと読んでおきましょう。
今回はトンネルを通過したので、列車の長さ+トンネルの長さ分進みます。
そして電柱の前を通り過ぎたので解説の赤い図のように、
列車の長さ分だけ進みます。
まずはこの部分をきちんと理解しましょう!
STEP2:問題文を図にしよう
さて、次に問題文を図にしましょう。
この列車は長さ700mのトンネルを32秒で進みますので、
32秒で列車の長さ+700m進むことになります。
また、列車は電柱の目の前を4秒で進みますので、
4秒で列車の長さ分の距離を進みます。
この2つの情報から答えを出すためのヒントを探していきましょう。
STEP3:同じところを見つけよう
STEP2までできれば、あとはもう少しです!
黄色い図と赤い図から同じところを探していきましょう。
今回注目するところは、この列車が4秒で列車の長さ分の距離を進んだということです。
この情報を黄色い図に当てはめていきましょう。
すると、
32秒=700m+列車の長さ分進んだ時間
4秒=列車の長さ分進んだ時間
ということがわかりますね。
同じ部分は、列車の長さ分進んだ時間が4秒ということです。
これを使って最後のSTEP4へいきましょう。
STEP4:同じところから計算して答えを出そう
32秒=700m+列車の長さ分進んだ時間
4秒=列車の長さ分進んだ時間
ここからわかることは、この列車が28秒で700m進むということです。
よってこの電車の秒速は、
700m÷28秒=25m/秒(1秒で25m進む)と計算できます。
最後にこの問題の答え(列車の長さ)を求めましょう。
この列車は列車の長さ分を4秒間で進んだので、
25m/秒×4秒=100mとなり、答えを求めることができます。
トンネルを抜ける時間から列車に長さを求める問題のまとめ
今回の問題で大事なポイント
通過算の問題の考え方
・問題文に注目しておこう!
「同じところを見つける、作る」考え方(STEP3、4)
・同じところを見つける(STEP3)
・そこから差の部分を探していこう!(STEP4)
大事なポイントをおさらいしておきましょう。
①通過算の問題は問題文に注目すること!
②同じところを見つける考え方(今回はSTEP3で4秒で走った距離を黄色い図に書きこむことができましたね。)
こちらの2点を忘れずに、次の問題にも挑戦していきましょう!
通過算の基本を復習しておこう
列車が目の前を通るとき→列車の長さ分進む
列車がトンネルを通過するとき→列車はトンネルの長さ+列車の長さ分進む
列車がトンネルに入り始めてから出始めるとき→トンネルの長さ分進む
列車がトンネルに入り終わってから出始めるとき→トンネルの長さ–列車の長さ分進む