はじめに
みなさん、こんにちは!「さんすうがく」のわかみや先生です。
大学生の皆さんへ就職試験対策として本日もSPIに関する情報やコツをお届けしていきたいと思います!
円順列や重複に関する問題のパート2になります。
パート1から勉強したい皆さんはこちらの記事からぜひチェックしてみてください。
SPIの中でとびきり難易度の高い円順列と重複の問題!
今回は「場合分け」に着目して問題を解いていきましょう〜。
イラストを細かく使っているのでわからない部分があればぜひじっくりみてくださいね。
この記事を書いている人はこんな人
「さんすうがく」のSPI対策では「SPI&テストセンター超実践問題集/ナツメ社」の問題を参考に使用させていただいております。このテキストをベースに解説していますので、ぜひお手元に用意していただけるとより理解が捗るかと思います。
[87]問題に挑戦!
答えを見るにはここをクリック!
27通り
[87]解説を見てみよう!
円順列、重複の後編です!
ここからの問題は前回の記事で勉強した「仕切りの考え」よりも「場合分け」重視で解いていきます。
最終的にどちらの方法がやりやすいのかは個人差があると思うので、自分が解きやすい方法で解くといいでしょう。
まずはこちらの問題です。
数え忘れ、数えすぎのないように(XYZ)の順番で考えています。
(XYZ)の組み合わせのうち、数字が2個同じ場合の場合の数は3通りになります。
(6-0-0)(0-6-0)(0-0-6)のような感じです。
一方で3つの数が違うときは6通りあります。
(5-1-0)(1-0-5)(1-5-0)(5-0-1)(0-1-5)(0-5-1)みたいな感じです!
これらを計算することで答えを求めましょう!
[88]問題に挑戦!
答えを見るにはここをクリック!
30通り
[88]解説を見てみよう!
考え方は今まで通りです。順番にやっていきましょう。
STEP1:まずは赤皿2枚を5つの棚のどれか2つにしまいます。
5つの中から2つ選んでいて、順番は関係ないので組み合わせの式を使いましょう。
5C2となりますので、5つの場所から2枚の皿を入れる場合の数は10通りと計算できます。
STEP2:残った3つの棚の中から白皿を入れる2つを選びます。先程と同様にやりましょう。
すると3C2=3C1となりますので、3つの場所から2枚の皿を入れる場合の数は3通りとなります。
残った1つに最後のお皿が入りますので、最後は計算しなくて大丈夫です!
これらの場合のを合わせて、10通り×3通り=30通りが答えとなります。
ちなみにこのお皿を入れる順番は全く関係ないです。
はじめに青皿を入れてもいいですし、赤皿を最後にしても計算結果は変わりません!
[89]問題に挑戦!
答えを見るにはここをクリック!
①72通り
②144通り
③12通り
[89]解説を見てみよう!
①交互に並ぶので場合分けで解いていきます。
まずは男子が左にいる状態の場合の数を求めましょう。
図にも書いてある通り、まずはじめに男子が3人、次に女子が3人、残った男子2人、
残った女子2人、最後に男女1人ずつといった風に計算で求めることができます。
すると男子が左にいる状態の場合の数は36通りとなります。
左が女子のときの場合の数も同様に36通りあるので合計で72通りと求まります。
②男子3人を1グループとして考えます。考えられる可能性は解説の図にある4パターンの並び順です。
1グループで考えているとはいますが、1グループには男子も3人並んでいます。
なので男子の並び順を考えましょう。
男子の並び順は男3人が並ぶので3×2×1=6通りです。
また、女子の並び順も同様に6通りとなりますので、
考えると、4×6×6=144通りとなります。
③最後は円順列の復習です。
前回の記事の[86]にも書きましたが、円順列の場合、「並んでいる人数」倍だけ多く数えてしまうので、
今回は①で求めた全体の場合の数の72通りを全体人数の6人で割って12通りと答えを求めましょう。
[90]問題に挑戦!
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①7通り
②15通り
[90]解説を見てみよう!
①これも場合分けでバシバシ解いていきましょう!!
今回の場合分けはPが1回試飲する、2回試飲する、3回試飲するの3パターン考えられます。
場合分けで考えるときは、数が少ないものから順番に数えていくことが重要でしたね。
まずは1回試飲するときを考えます。これは当然3通りしかありません。
そして2回試飲するときも同様です。調べ上げて3通りと答えを出しましょう。
最後に3回試飲するときを考えましょう。これは1通りとわかりました。
よって合計した7通りが答えとなります。
②の問題も「場合分け」です。
まずPQが何杯ずつ飲んだのかを場合分けしましょう。
考えられる可能性は
(PQ)=(1杯-3杯)(2杯-2杯)(3杯-1杯)の3パターンです。
(1杯-3杯)(3杯-1杯)のときを考えます。
1種類につき1杯までしか飲めないことが問題文に書いてありますので、
3杯飲む=3種類のワイン(⚫︎–⚫︎–⚫︎)全部1回ずつ飲んでいることになります。
つまりワインを飲む組み合わせは、
(⚫︎–⚫︎–⚫︎)(⚫︎)
(⚫︎–⚫︎–⚫︎)(⚫︎)
(⚫︎–⚫︎–⚫︎)(⚫︎)
3通りと求められます。
ここから、(1杯-3杯)(3杯-1杯)のときの場合の数は3通り×2パターンの6通り。
また(2杯-2杯)のときは①で求めた3通りを使って3×3=9通りと求めることができます。
これらを全て合わせた15通りが答えです。
[91]問題に挑戦!
答えを見るにはここをクリック!
①56通り
②45通り
③350通り
[91]解説を見てみよう!
①1種類につき4個で合計12個のお菓子なので言い換えると、
8種類のお菓子の中から3種類を選べということになります。
これも順番は関係ないので、組み合わせの式で解くことができます!
8C3=56通りとサクッと求めましょう!
②ここから少し面倒になってきます。
同じ数ずつで8個ということは、洋菓子なら4種類を2個ずつ、2種類を4個ずつの2通りの考え方ができます。
一方で和菓子は3種類しかないので2種類を4個ずつ選ぶしかありません。
これらを場合分けで計算したものが解説になります。
・洋菓子→4種類を2個ずつ、和菓子→2種類を4個ずつ
・洋菓子→2種類を4個ずつ、和菓子→2種類を4個ずつ
の2通りを考えて、答えを求めましょう。
<洋菓子→4種類を2個ずつ>
5種類の中から4種類を選ぶ=「選ばない1種類」を選ぶので、5C4=5C1で5通り。
<洋菓子→2種類を4個ずつ>
5種類の中から2種類を選ぶ=5C2で10通り。
<和菓子→2種類を4個ずつ>
3種類の中から2種類を選ぶ=「選ばない1種類」を選ぶので、3C2=3C1で3通り。
よってこれらの場合の数をそれぞれ計算して、45通りとなります。
・洋菓子→4種類を2個ずつ、和菓子→2種類を4個ずつ 15通り:5通り×3通り
・洋菓子→2種類を4個ずつ、和菓子→2種類を4個ずつ 30通り:10通り×3通り
③最後にして一番面倒な問題でした。
洋菓子と和菓子を3個ずつ、合計6個を詰めるときの入れ方について
洋菓子、和菓子それぞれの場合で考えてみましょう。
まず洋菓子3つについて、
・全部同じのとき
・全部違うとき
・2個同じとき
の3パターンがあります。
それぞれ、
・全部同じのとき→洋菓子の種類は5種類しかないので5通り。
・全部違うとき→5種類の中から選ばない2つを選ぶ=5C2なので10通り。
・2個同じとき→ボックスの考えを使って5通り×1通り×4通り=20通り。
合計で洋菓子を詰める場合の数は35通りとわかりました。
同じように和菓子でも考えていくと、
・全部同じのとき→和菓子は3種類しかないので3通り。
・全部違うとき→3種類なので1通りしかない。
・2個同じとき→ボックスの考えより6通り。
合計で和菓子を詰める場合の数は10通りとわかりました。
よって35通り×10通り=350通りと答えを求めることができます。
まとめ
以上で円順列、重複は本当に終わりです!!お疲れ様でした!
この解説からもわかるように、こういう問題は解き方がいくつかあります。
今回の記事では「場合分け」に注目して解いていきましたが、
必ずしもこのやり方しかないわけではありません。
解説を通じて自分が一番ミスをせず、賢く解くことのできるやり方を見つけてみてください。
SPIに限らず勉強は、自分が効率よく学習できる方法を探す作業だと思いますので、
ぜひ問題を解き進めていく中でご自身にあった解き方を見つけてみてください。
次回からはみんな大嫌いな確率です笑
お楽しみに!