はじめに
今日も中学受験対策ということで、算数の問題を一緒に勉強していきましょう!
はじめてこのページを見る受験生でも分かりやすいように
ていねいに解説していますので、ぜひ最後まで勉強してみてくださいね!
今回解く問題は「差集め算」と呼ばれる問題です。
むずかしそうに聞こえますが、そんなことはありませんから安心してください。
「さんすうがく 」で1から勉強している受験生は
もう知っているかと思いますが、
「差集め算」はこれが3問目になります!
1から勉強したい受験生はこちらの問題から勉強するともっともっと理解できると思います。
時間があれば挑戦してみてください!
上2つの記事でも書きましたが、「差集め算」でもどんな算数の問題でも、
決まった解き方を丸暗記するのではなく、
自分が知っている情報を図(面積図や線分図)にしながら問題を解くことが大切でしたね。
詳しい図の書き方なども上の2問で超ていねいに説明しているので、
先に勉強しておくのをおすすめしておきます!
それでは問題を解いていきましょう!
問題に挑戦!
解答
答えを見るにはここをクリック!
30個
この記事を書いている人はこんな人
解説を見てみよう!
STEP1:まずは問題文を図にしよう!
まずはA君、B君の面積図を書いてみましょう。
A君は1個80円のバナナをいくつか買ったので、面積図は
80円/1個(たて)×いくつか とかくことができます。
同じように黄色の四角形(B君が買ったリンゴの金額)は
120円/1個(たて)×いくつか とかけます。
ここまでかければ、その2つの面積図を重ねてみましょう。
ここまでがSTEP 1です!
STEP2:追加の情報を面積図に書いていこう!
面積図を重ねて書いたら、ほかの情報も書いていきましょう。
A君はB君よりも6個多く商品を買ったので、80円のバナナの方が少し飛び抜けています。
また代金がB君のりんごの方が480円高いことにも注目しましょう。
A君よりもB君の代金が480円高くて、重なっている四角形の面積が同じなので
色ぬりした黄色の四角形の面積は赤い四角形よりも480円分高くなることがわかります。
面積図のプチポイント
「重なっている四角形の面積が同じ」ってどういうこと?
下のイラストを見てみよう!
↑ア、イ、ウが少し見づらくてごめんね!
STEP3:黄色の四角形の面積を求める
赤色と黄色の四角形の面積を比べて、黄色の四角形の面積を求めましょう。
赤色の面積が、
80円/1個こ(たて)×6個=480円 となりますが、黄色の面積図はそれよりもさらに480円高いらしいので、
黄色の面積は、
480円+480円=960円 になりますね!
STEP4:最後はわかるところから計算していく!
解説の面積図にも書いてある通り、しっかり単位を書くことがまちがえないためのコツです!
さあ残りあと少し!黄色の面積が960円とわかってきたらあとはそこから四角形の横の長さを求めるだけです!
960円(黄色の面積)÷40円/1個(たて)=24個 と求められます。
ここで24個と書いてしまわないように気をつけてください。
求めたいのはA君が買ったバナナの数なので、
24個+6個=30個 となります。
バナナとりんごの個数と金額の差から買ったバナナの個数を求める問題のまとめ
今回の問題で大事なポイント
面積図の書き方(問題文の内容をきちんと図にしよう)
・そこから追加でわかるところを書いていく!(STEP2)
同じところを見つける、作る(STEP2、面積図のプチポイント)
おつかれさまでした。
ここまで理解することができましたでしょうか?
ていねいに解説しましたがむずかしいところや、わからないところはありませんでしたでしょうか?
「差集め算」だからと言って必ず面積図を書けばいいかというと、そうではなく、
自分に合った解き方であればなんでもいいです。線分図でも解けます。
自分にやりやすい解き方を探してみてください!
算数を得意にするコツ
最後に少しコツですが、面積図を書くときにはきちんと単位を書くようにしましょう。
書かないとケアレスミスにつながってしまいます。
よく昔の生徒さんでクラスの頭のいい友達の○○君は計算式書いてないよ!と言うのですが、
そんな彼も学び始め(はじめ)はひとつひとつていねいに図を書いていたはずです。
決して楽なやり方で終わらせないように、今はまず練習から始めましょう。