解答
57.6km/時
解説を見てみよう!
↑聞かれていること(答え)は列車の時速なので、16m/秒では不正解です!正解は57.6km/時です!!
(間違えてしまい、ごめんなさい!)
STEP1:速さの単位をそろえよう
まずはA列車とB列車の時速を秒速になおしていきましょう。
この問題では、A列車がB列車を追い越すのに30秒かかったと書いてありますので、A列車の秒速を求めるところから計算します。
A列車の秒速を求める
時速が90km(1時間で90km)ですので、
分速は、
90km÷60分=1.5km/分
1分間で1.5km=1500m進むことがわかります。
そして分速が1500mなので、
秒速は、
1500m÷60秒=25m/秒
1秒間で25m進むことがわかりますね!
速さの単位をそろえる練習はこちらの問題で、もっとていねいに解説しています。
↑速さの単位のそろえ方がわからない受験生は上の問題もぜひ勉強してみてくださいね!
速さの単位をそろえる問題の復習をしておこう!
異なる単位から時間を求めるには?
STEP2:問題文を図にしよう
続いては列車の追い越しについて考えてみましょう。
A列車がB列車を追い越すとき、A列車はB列車よりもどれくらい多く進んでいるのかを考えてみましょう。
そのためにまずは…問題文を図にしてみます。
今回は2つの列車の先頭がどれくらい進むのかについて考えましょう。
たとえば、A列車の先頭が進む距離は緑の部分です。
そしてB列車の先頭が進む距離は青の部分です。
この緑と青の距離の差が、A列車がB列車よりも多く進んだ距離になります。
STEP3:A列車はB列車よりもどれくらい進んでいるのか?
A列車がB列車より多く走った距離は、紫色で表している2つの部分の合計の距離になります。
左側の差は120m、右側の差は150mなので、
A列車がB列車より270m多く進んでいるとわかりますね。
そして問題文から、A列車がB列車を追い越すまでに30秒かかったことがわかります。
この270mと30秒を使って、答えを出していきましょう!
STEP4:A列車とB列車の速さの差から答えを出そう
STEP3でA列車がB列車よりも30秒間で270m多く走ったことがわかりました。
つまりA列車とB列車で1秒間で9mの差ができていることになります。
↑追い越すまでに30秒かかっていることを面積図に書くとかんたんに計算できます!
よってB列車の速さは、A列車よりも9m/秒おそいので
25m/秒-9m/秒=16m/秒と求めることができます。
最後にB列車の速さを秒速から時速へなおしていきましょう。
16m/秒(1秒間で16m進む)なので、
1分間で進む距離は、
16m/秒×60秒=960mとなり、分速960mとなります。
そして1時間で進む距離を、
960m/分×60分=57600m、時速57.6kmと求めることができました。
↑1km=1000mなので、57600m=57.6km
列車が追い越す時間から列車の長さを求める問題のまとめ
以上が「通過算」の問題でした!
おつかれさまでした!!
今回の問題で大事なポイント
- 速さの単位をそろえること(STEP1)
- 旅人算と通過算の追い越すときの考え方(STEP2)
上の2点を理解することがこの問題のポイントでした。
この考え方をきちんとおさえておけばあとは計算するだけです!
旅人算と通過算は受験でもよく出るような問題です。
きちんと復習して次の問題にも挑戦していきましょう〜。
↑もしわからない部分があればお気軽にコメントしてくださいね!