はじめに
受験生のみなさんこんばんは!
今日は中学受験算数の中の「食塩水」の問題に挑戦していきましょう。
まずはいつも通り食塩水についての基本を復習していきましょう!
食塩水の考え方
食塩水=塩+水
食塩水は名前のとおり、食塩(塩)+水でできています。
なので、
食塩水の重さ=食塩の重さ+水の重さになります。
たとえば、水80g、塩20gの食塩水ですと、食塩水全体の重さは
80g+20g=100gになりますね。
ここまではOKですか?
食塩水の割合は食塩水の中に入っている塩の割合のこと
続いて食塩水の濃度について考えていきましょう。
食塩水の濃度は食塩水全体のうちの塩の割合なので、
食塩水全体=100gのうちの塩=20gなので、
20g/100g=20%と書くことができました。
↑20/100×100%=20%
ここまでが食塩水の基本的な考えでした。
今回の問題はこれらを使って問題を解いていきましょう!
問題に挑戦!
解答
答えを見るにはここをクリック!
13%
この記事を書いている人はこんな人
解説を読んで「 割合と比 」を攻略しよう!
↑こちらでは逆比を使いながら問題を解いています。逆比がなんだかわからない!という受験生にもわかるように違う解き方で解説していますので、がんばって勉強していきましょう!
STEP1:食塩水を混ぜるってどういうこと?
STEP1では食塩水を混ぜることについて確認しましょう!
食塩水に赤い塩、青い塩が入っているとします。
この食塩水を混ぜると、赤い塩と青い塩が合わさるので、紫色の塩と同じ量になります。
ここまで理解できればSTEP2へいきましょう!
STEP2:塩の量が同じところがある!
STEP1で青い塩が赤い塩のところへ移動しているので、図で書くと上のようになりますね。
よって、移動前の黄色い部分と、移動した後の緑の部分の面積が同じになります。
カンタンにいうと、赤い塩+青い塩=紫の塩だということです!!
さて、ここからは問題文を図にしながら解いてみましょう。
STEP3:問題文を図にしよう!
150gの食塩水8%を赤い食塩水で、重さのわからない食塩水Bを青く書いていきます。
そして混ぜた後の食塩水が250gで10%となるので、紫の食塩水の図も書いてみましょう。
ここから、何がわかるでしょうか?
STEP3でわかるのは青い食塩水の重さです!
混ぜた後の食塩水全体の重さが250gで、赤い食塩水の重さが150gなので、
250g–150g=100gが青い食塩水全体の重さになります。
STEP4:塩の量から濃度を求めよう
さて、青い食塩水が100gと分かったら、他にかける情報を書いていきましょう。
まだかける情報としては、
赤い食塩水の塩の量=150g(全体)×8%(塩の割合)
紫色の食塩水の塩の量=250g(全体)×10%(塩の割合)
の2つの数字を図に書き込めますね!
なので塩の量を12g、25gと書いていくと青い食塩水の塩の量が13gであることがわかりました。
青い食塩水全体の量がSTEP3で100gとわかっているので、
Bの濃度は13/100×100%=13%となりました!
食塩水の濃度から混ぜた2つの食塩水を求める問題のまとめ
今回の問題で大事なポイント
食塩水の考え方(はじめに)
・食塩水の図の書き方(塩、水、全体を考えよう)
・百分率の考え方
食塩水を混ぜる考え方(STEP1、2)
・逆比の考え方
以上で今回の問題は終わりです〜!
食塩水の問題は塩の量と図の書き方が重要になってきましたね。
それぞれのまとめポイントを復習しましょう!
食塩水の濃度から混ぜた2つの食塩水を求める問題で大事だったこと
百分率の考え方
百分率について、前に解説した問題で100%=1と書いたと思います。
百分率(○%)とかは割合を表す単位で、計算で使う数字ではありません。
100%だから×100というふうには計算しないでくださいね!
なので上の図を見てみると、10%=0.1となり、8%=0.08とかけます。
食塩水の考え方
もう一つが食塩水の考え方でしたね。
食塩水は食塩+水でできていますので、この食塩水をきちんと図でかけるように練習しておきましょう!