はじめに
受験生のみなさんこんばんは!
すっかり寒くなりましたね。
受験生のみなさんは受験勉強だけでなく体調管理にも気をつけてくださいね!
今日は「食塩水」の問題に挑戦していきましょう。
まずは食塩水のおさらいからです。
もう「食塩水」の復習はカンペキだ!という受験生はさっそく問題から解いていきましょう!
食塩水の復習をしておこう!
食塩水=塩+水のこと
食塩水は文字通り、食塩(塩)と水がまざってできています。
なので食塩水の重さは、
食塩の重さ+水の重さになります。
今回は、食塩が20g、水が100gなので食塩水の重さは120gになりますね!
この食塩水は何%?
ではこの食塩水は何%になるでしょうか。
この食塩水の%(濃度)は食塩水の中に入っている塩の割合になります。
今回は食塩水(125g)の中に塩が25g入っているので、濃度は0.2=20%となります。
↑0.2がなんで20%になるかわからない受験生は百分率の復習からしてみよう!
さあ、復習はここまでです!
いよいよ問題を解いていきましょう〜。
問題に挑戦!
解答
答えを見るにはここをクリック!
190g
この記事を書いている人はこんな人
解説を読んで「 割合と比 」を攻略しよう!
STEP1:蒸発=水“だけ”なくなる!
まずは蒸発について勉強しましょう。
蒸発について一番気をつけてほしいのは、変化するものと変化しないものがあるということです。
変化するもの=水の量
変化しないもの=塩の量
となります!
みなさんの学校に校庭はありますか?
雨が降るとびしょびしょになるのに、次の日になったら、からからに乾いていますよね?
これが蒸発です。
びしゃびしゃになった水は次の日に消えても、校庭の砂は消えませんよね?
同じように食塩水が蒸発しても塩は消えません!
その点に注意しましょう。
STEP2:問題文を図にしよう
それでは問題文を図にしていきましょう。
5%の食塩水が380gあるので、まずは左の図を書くことができます。
これを蒸発させると、水の量だけが変わります。
なのでいくら水がへったのかはわかりませんが、
最後には10%の食塩水になったことだけはきちんと図にしておきましょう。
STEP3:蒸発した後の食塩水に注目しよう
ここからわかることを図に書いていきましょう。
まずは380gの食塩水5%の塩の量を求めていきます。
380g×0.05(5%)=19gなので、塩の量は19gとわかりますね。
そしてこの塩の量は変わらないので、2つの図の中で同じ部分ということになります。
さあ残すは最後の計算のみです!解いていきましょう!
STEP4:あとは答えを求めていくだけ!
塩の量は19gで食塩水の割合は10%ですので、
□g(食塩水全体)×0.1(10%)=19g、と式を書くことができます。
よって□g=190gとわかります。
答えたいのは蒸発した水の量なので、
380g–190g=190gとなります。(今回はたまたま答えが一緒ですね笑)
蒸発させる食塩水の量を求める問題のまとめ
今回の問題で大事なポイント
蒸発の考え方(塩の量は変わらない)
割合の考え方(百分率の復習)
食塩水をの基本的な考え方(面積図のようにかいてみよう)
以上で今日の問題は終わりです!おつかれさまでした。
今回は「食塩水」の中でも蒸発に関する問題でした。
この問題ポイントは、
①蒸発の考え方(塩の量は変わらない)
②割合の考え方(%)
③食塩水の基本的な考え方
の3つをきちんと理解することでしたね。
せっかくなので、私がむかし書いた蒸発に関する解説の図もよく見ておいてくださいね!